どっちがいいのかな

ふと見かけた、でもよく聞く意見。で、いつも引っかかる僕。

第1回 一生の仕事を選ぶということ :Software is Beautiful|gihyo.jp … 技術評論社
自分が好きなことやりたいこととマッチした職を選ぼう,というのが私の人生論である。

それが見つかりゃ苦労はしないと思います。「好き」なことが職として用意されていない人はどうしたら良いのでしょう?それに「好きでこの職に就きました」と言っている人が、今の毎日の仕事内容を、その仕事に就く前から正確にイメージできていた事もまれだと思うし、サラリーマンとなって会社に入って、ずっと同じ仕事内容の人なんていないでしょう。
今の仕事が好きって言うことはいいことです。僕もどちらかといえばイエスです。でも、それは好きなことやりたいことを仕事に選んだんじゃなくて、幸運にも、仕事が自分に合っていて、毎日それなりにこなして満足してるから「好き」という状態です。あくまで結果論だと思っています。そんなことないでしょうか?

「好きだからがんばれる,だから成功できる」
私自身,無謀なスケジュールを突きつけるPMと徹底的に戦ったことは何度もあるし,役に立たない上司を放り出すために上司の上司に直談判したことは何度もある。それもこれも,プログラミングが好きだから,自分として納得がいく仕事がしたいからだ。

納得がいく仕事ができたのは、そのPMや、役に立たない上司、直談判された上司、彼らが仕事をしたからではないのでしょうか?彼らは「好きだから」がんばったんでしょうか?それとも「好きじゃないけど」がんばったんでしょうか?(しかも部下からいろいろ言われながら)
仕事は仕事です。それ以上でも以下でもありません。好きなことでもそうでなくても。だったら好きな事がいいのは当たりまえです。だから「自分が好きなことやりたいこととマッチした職を選ぼう」って言われなくたって、誰でも分かってると思うんです。


ちなみに僕の場合「好きだから」じゃなくて「自分が誰かの役に立てるからがんばれるし、だから成功できる(はず)」です。役に立ててるということは、社会では評価されるし、それが成功につながると思うので。
それに、ほめられたら、感謝されたら、いい気になってがんばったりしません?僕だけですか?