趣味=文房具の始まり

もう数年前になるのですが、かあさんから一本のボールペンをプレゼントしてもらいました。なにやら立派な箱に入っていたこのペンには「LAMY」と書いてありました。

LAMY AL-star
ベストセラー「ラミー サファリ」のボディをアルミ製にした人気モデルです。くぼみ付きのグリップやワイヤー式クリップなど、 「ラミー サファリ」 の特徴を踏襲しながら、ボディは若干太く仕上げられ、大人のユーザーがビジネスや生活の場で常用するのに適した仕様となっています。万年筆のペン先はスチール製で、ベーシックモデルは黒くコーティングされています。
http://www.lamy.jp/products/al_star.html

もともと字が上手でないくせに、仕事の時は急いでいることもあり丁寧に書かないので、ノートを後から読むのに自分でも苦労することがありました。
普段から仕事ではボールペンを使っていたので、母さんにもらったLAMYを早速使い始めましたが、今まで使っていたものに比べると線が少し太いせもあり、前にもまして「読みにくい」ことになってしまいました。ところが、これがきっかけで「大きい字を書こう」と、1行で線2本分を使ったり、間を1行開けたりするようになり、結果的に(少しは)読みやすいノートが書けるようになりました。これが今に至る趣味=文房具の始まりです。


毎日、仕事で使うようになり、悲しいことにゴムの部分に切れ目が入って来ました。そのまま使っていると、だんだん切れ目は大きくなっていき、ちょっと見た目が悲しいことに。しまいにはゴムを取ってしまいました。スッキリしましたが、貧相な感じになってしまいました。せっかくもらったので、修理できないかとGoogleで調べましたが、僕の使い方が悪いようで、同じようにゴムが切れたという話は見つけられず、修理できるものかもわかりませんでした。

ふと立ち寄った大阪高島屋の文房具売り場で「修理できるんでしょうか?」と聞いてみると「わからないが、メーカーに聞いてみるので、ひとまず預からせて欲しい。費用も分からないし、2ヶ月かかるがいいか?」とのこと。「買い直すぐらいの金額だとしても、人からいただいたものなので」とお願いすることにしました。
ひと月ほど経つと連絡があり、無事に修理できたと。費用は税込525円でした。助かりました。


それからも、何度かリフィルを変えながらずっと使っています。この一本がきっかけで同じLAMYのペンをいくつか手に入れました。ボールペン、ローラーボール、そして万年筆。用途によっていろいろ使い分けていますが、仕事場での"殴り書き"メモは相変わらずこれです。


良いものをありがとう。