目のつけどころがシャープ、かなぁ?

少し前にこんなエントリーを書いた途端、びっくりする奴が出てきました。

Galaxy Tab が良さそうで気になる、けど。 - y3nagataです。
Galaxy Tabは、(オープンな)Andoroidで動いてる明らかにiPadの影響を受けている(後だしジャンケン的な)製品なわけです。そういう意味で日本のメーカーでも出せたんじゃないか?と思うと少し残念です。


シャープから電子書籍サービス「ガラパゴス」、専用タブレット 2モデル - Engadget 日本版

確かに「ガツンとした骨太のネーミング」です。とりあえず「ツカミはオッケー」という感じでしょうか。さっと持てる電子書籍リーダーのイメージにはそぐわない感じもありますが。

メディアタブレット GALAPAGOSは「文庫感覚で読める」という5.5型モバイルタイプと、雑誌を見開きで表示できる10.8型のホームタイプの2モデル。端末の詳細はまだ明らかにされておらず、5.5型は1024 x 600 でトラックボール搭載、10.8型は1366 x 800のタッチ操作、両機種とも802.11b/g WiFi を備えるといった概要のみが発表されています。ソフトウェアは電子書籍ビューア・サービスアプリのほかウェブブラウザも搭載。

OSはAndroidなんでしょうか。そうだったら後からアプリの追加とかもできるのかもしれません。個人的にはいわゆるタブレット電子書籍)の差別化ポイントは重量だと思っているのですが、ネーミングから想像もできないぐらいの手軽さだったらいいですね。

購入コンテンツはPCアプリで(も)管理できるほか、PC文書をXMDFに変換してガラパゴスで持ち出すといった使い方にも対応します。

このPC文書を変換するところが、どのくらいこなれているのか?僕もiPadiPhoneに手持ちのドキュメントを入れようと思いつつ、どうも面倒くさくてできてません。印刷の代わりにPDFを作成するような感じで、PCからボタン一つで自動でデバイスにコピーされたりすると便利でしょうけど。もちろん無線でね。


ところで、シャープの発表をYouTubeでざーっと見たのですが、どうも数ヶ月前のiPad発表の「日本化」版に見えてきて、どうもパッとしません。

電子書籍サービスは2010年12月から開始され、当初のカタログは書籍・雑誌・新聞など約3万冊。サービスとしては定期刊行コンテンツなど端末への自動配信と、「日本の書籍文化に適した豊かな表現力」を特徴としています。

なんだかサービスが取ってつけたように感じられるんです。「Appleみたいにサービスも含めて囲い込み」というのもわからなくないけど、ハードとサービスと両方やらないとダメなんでしょうかね?

本気でサービスをやるなら、ハードやら**事業やらの発表なんてやってないで、サービス(というかコンテンツ、イメージじゃなくて具体的なタイトル)の発表「だけ」をドーンとやって、それから一週間ほどしてから「デバイスはこれですよ」ってやったら、ツカミも含めて、だんだん盛り上がっていく感じが出せたんじゃないか。


Appleをやっつけるなら、デバイスよりコンテンツ(サービス)だろうし、今の日本ならそのチャンスが十分あるはず。ナンダカンダいっても、奴らは海の向こうにいて、ガラパゴスのことは苦手だからさ。