ものは言いよう(ウソはいけないけど)
さて、これで静かになるでしょうか？
いきなり「自分達も、携帯も完璧じゃない」と。ある意味開き直りですが、ウソじゃない。
次に、他社の携帯でも同じような事象が起きるデータを示す。握るとダメなのとNGポイントを触るとダメなのは違う気がするけど、発生する事象としては同じというのは、ウソじゃない。
問題のあるiPhone4がどのくらいあるのか、問い合わせや返品率、AT&Tの通信ログのデータで説明。絶対数でどのくらいか、iPhone4と3GSの返品理由が同じかわからないけど、少なくても3GSよりは問題なさそうなのは、ウソじゃない。
ここまで、というか今日のカンファレンスを通じて、彼らは謝ってない。技術的に現状が限界だと。ウソじゃない。(実は解決策が見つかっているのかもしれないけど、公になっていない今では)
データに基づく説明をしてきて、「バンパーで解決するから、配るべき」という声に対して「無償配布」を回答。しかもAppleが作れる量は限られてるから、サードパーティー製も選択できるようにする。がんばってる感をより演出^^;
そして、気にいらなければ全額返金する。AT&Tの契約もリセットできる。と。
全体通して
- 他社製も含めて弱点はある
- 根本的な解決策はない
- 問題はあるけど、深刻に影響を受けるユーザーは少ない
- でも、バンパーは無料で配ります
- 返品も受けます
- Appleはがんばってる、ユーザに喜んでもらうために
データも示しているし、それなりに筋は通ってるから、今後「やっぱり問題だ」と言うと、どうしても感情的な印象になっちゃうでしょうね。それでも、リコールしろって言う人も出てくるでしょうけど、「現状、技術的に限界+いやなら返品」のコンボで切り返されてしまう。
彼らの言う22日のうち、このカンファレンスの準備に何日かけたのかわかりませんが、いつもの新製品発表よりもよく出来てるなー、と夜中に思ってました。よく、Jobsのプレゼンをマネしよう！という話がありますが、完璧でないものをご納得いただく仕事をしてる僕には、今回のは特に参考になりました。
しかし、最初にあのビデオを流せるというのは、さすがと言うかなんと言うか。
