みんながんばってる

すっかりiPadは世の中で認知されたようですね。

http://www.asahi.com/business/update/0618/TKY201006180557.html
ドコモの山田隆持社長は自らiPadを使っていることを明かし、人気の端末を研究して戦略を練っている姿勢を強調した。

このコメント、あっちこっちで突っ込まれたみたいですね。間違ってないけど、そんなこと言っても何のアピールにもならないのに。

これはコンセプトモデルではない!──「libretto W100/11M」のデュアルディスプレイな使い勝手を試す (1/2) - ITmedia PC USER

こういうのもありますね。前ならもっと興味が出たかもしれませんが、iPadを試した今は「やっぱりソフトウェアキーボードは無理なのか?」と思ってしまっていて、あんまり響いてこないです。でも、こういうデバイスは、いろいろ考えてがんばっても「iPad対抗」って扱いになっちゃうんでしょうね。そして、ちゃんと評価してもらえない。残念です。

スレートタイプも間もなく登場──東芝、ノートPC 25周年記念モデル発表会 - ITmedia PC USER
「広い視野で新しいデバイスの投入を検討中」として、スレートタイプのデバイスも開発を進めていることを明らかにした。

同じ東芝ですが、タテナガ好きとしてはこっちも楽しみです。「iPadっぽく見えない=競合しない=ちゃんと評価してもらえる」ためには、片手で持てるデザインというのはポイントではないかと。


日本のメーカーも、がんばってると思うんです。でもAppleには追いつけない。まあ、世界中が追っかけてもダメなんだから、日本だけの問題じゃないんだろうけど。
そういえば、この間のオランダ戦のあと、「フランスの時のアルゼンチン戦やクロアチア戦から進歩してない。惜敗じゃダメだ。いつになったら勝てるのか?」という意見がありました。そらそうです。日本だけがチームを強くしようとしてるわけじゃない。みんなが日本と同じように、場合によっては日本よりもがんばってるんだから。
みんなと同じゴールに向かって同じ道を走っても、なかなかしんどい。先を走る相手に追いつくには、相手より早く走るか、相手がコケるか、こっそり近道を見つけるしかない。Appleは近道を見つけたんだと思う。いや、みんなが見えてなかったゴールの先が見えた。Appleが、iPodiPhoneiPadと、ずっとがんばり続けて切り開いた市場は、Appleにしか開かれてない。その間、がんばって追いかけたけど、やっぱり追いつけなかった。

やっぱり、サッカーもメーカーも見えてるゴールを目指すんじゃなくて、自分たちの特長を生かして、自分達の力を信じて、ゴールの先に何かを見つけて、そこを目指して欲しい。見えてるゴールはみんなにも見えてるし、みんながんばってるから。

関連エントリ

iPadはiPad - y3nagataです。