説明のしやすさ

正月に帰省をした時、iPadを持って行ったのですが、実家の父と兄が夢中でした。最初は僕が何かのアプリを立ち上げ、「ほら」と渡すのですが、その後は放ったらかしです。
しばらくすると、さすが親子、二人から同じ質問が。「他のアプリを動かすのは、どうしたらいいの?」「丸いボタンを押せばいいよ」これで終わりです。どのアプリも適当に触っていました。父などは昼ごはんも食べずにやってました。いやはや。


これがMacを持って行ったときだと、そうはいきません。もっと説明してあげないといけないことはたくさんあるでしょうし、何をされるかわからないので、不安です。ファイルを動かしたり、消したりとか、アプリやOSの設定を変えられたりとか。

iPadなら何をされても、Macにつなげば復元できるので、安心です。一緒にいた姪っ子たちも息子と一緒にわーわー楽しんでましたが、まあ好きにしたら、という感じです。(さすがに奴らは物理的に壊すこともありえるので、少し心配しましたが^^;)


さて、この丸いボタン、つまりホームボタンですが、iOSでの位置づけは明確です。

  • アプリに入ると(そのアプリ内では)ホームボタンは触らない。
  • ホームボタンを押すとアプリが終わる。

このことが、

  • よくわからなくなったら、ホームボタンを押す。
  • 別のことをしたくなったら、ホームボタンを押す。

という「説明のしやすさ」につながるんですね。もちろん道具というものは使いやすさが大事なわけですが、同じようにこの「説明のしやすさ」ってすごい大事だと思います。


仕事がらパソコン(やその上で動くアプリ)の使い方を人に伝える機会が多いのですが、一通りのことを説明するのにどれだけ手間ひまがかかるか。すべてが僕の能力不足のせいだとは思いたくないですが、これだけAppleのことをいろいろ見聞きしているんですから、少しは仕事に生かさないとけないですな。