鶏が先か卵が先か。

今まででは考えられないことですが、最近、会社でみんながAppleのサイトを見ています。

しかも初めて見るのだと言います。iPodを持っていた人もいるのですが、聞いてみると、たいていAppleのサイトをわざわざ見たりはしなくて、いわゆる量販店で買うのだそうです。どういうスペックとか、新機能とか、あまり気にしないそうです。
日頃の自分の感覚や仕入れる情報がいかに「世の中の標準から変わってる^^;」のかと思います。


で、みんながAppleのサイトで何を見てるかというと、iPadiPhone、そしてMac(一番人気はMacBook Pro)です。僕がiPadを手に入れてから1ヶ月だけでも、何人もiPadを注文した人がいましたし、ボーナスをゲットして「Macを買いたい」と言い出す人もいます。ただ、iPhoneは携帯の2年縛りもあり、いろんなサービスも使えなくなるということで、興味はありつつも購入するという人は、まだいないようです。


ハロー効果ってやつでしょうか。ほんの数年前は「なぜMacを買うの?」と聞かれたのに不思議なものです。ちなみにそういう時の僕の答えは「かっこいいから」でした。そして、今iPodを買ったり、Macに興味を持った人たちが言うことも「かっこいいから」です。
数万円以上する買い物なのに、そういう基準でいいのか?とも思いますが、その数十倍する自動車を買うときもスペックで選んだりしない人もいるしな、と思い直した次第。


パソコンが、そういう自動車のような領域に入って来て、みんなの意識がAppleに向いて来たと。スペックじゃなくてかっこよさ。
時代がAppleを選んだのでしょうか、それともAppleが時代を選んだのでしょうか。はてさて。