土俵に上がるならまわし姿にならないと

ここ数日TechCrunchがわーわーやってる。
FacebookのiPhoneアプリの開発者が「アップルに審査されたり、もういや！」と言って開発をやめる事にした、と。
でも、Facebookは「別の開発者がいるから」とアップルを支持してる。彼にとっちゃ、はしごを外された状態だと。

言いたい事はわからんでもない。
でも、これは違うんでないか？

Microsoftはデスクトップを支配している立場でありながら、ぼくが書くコードを決して‘審査’したりはしなかった。

AppStoreのユーザーはデベロッパじゃなくてAppStoreに、アップルにお金を払ってる。言い換えれば、アップルがユーザーにアプリを売ってるわけで、そこには責任もあれば思想もあっても仕方ないよね。MSはAppStoreを持ってないし、アップルもMacアプリの審査なんてしていない。

やっぱりアップルにとって、AppStoreは本意ではなかったのかな？一番最初にiPhoneが出てきたときはWebアプリのみいけますよ。ってことだった。結局最後はそこに落とすつもり、というかそうなってもかまわないと思ってるんだろうな。

アプリ売上げの30%をとってるけど、それはもうけるためじゃなくて、審査とかのコストだというし、そもそもAppStoreはiPhone OSを立ち上げるためのロケットだったんだろうな。燃料が切れたら切り離しちゃえ。

アップルが審査してるのは、それが彼らに必要だからであって、決してデベロッパやユーザーのためじゃないよね。
それでデベロッパが減っていっても、結局彼らは損をしないような形で、AppStoreを始めたんじゃなかろうか。